この記事を書いた人

日本産科婦人科学会産婦人科専門医・指導医、日本女性医学学会認定女性ヘルスケア専門医、日本女性骨盤底医学会専門医、母体保護法指定医、日本がん治療認定医機構 がん治療認定医、日本女性心身医学会認定更年期指導士、IFCPC認定コルポスコピストtrainer認定資格などの資格を持ち、医師として約20年医療現場に立つ。

2027年春ごろに兵庫県にてクリニック開業予定。

月経前症候群(PMS)とは

月経前症候群(PMS)は、月経の始まる数日前から心身にさまざまな不快な症状が現れる状態を指します。症状の程度や現れ方は個人差がありますが、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。

PMSの症状

PMSの症状は、心と体の両面に現れることが特徴です。主な症状としては以下のようなものがあります:

身体的な症状

  • 腹部の膨満感
    お腹が張ったように感じることがあります。
  • 胸の張りや痛み
    ホルモン変化による乳房の不快感が見られます。
  • 頭痛
    偏頭痛がひどくなる方もいます。
  • むくみ
    手足や顔がむくむことがあります。
  • 疲労感
    体がだるく、重く感じることが多いです。

精神的な症状

  • イライラや怒りっぽさ
    些細なことで感情が高ぶりやすくなります。
  • 気分の落ち込み
    不安感や抑うつ状態になることがあります。
  • 集中力の低下
    物事に集中できなくなることがあります。
  • 睡眠トラブル
    寝つきが悪くなる、不眠になる場合があります。

これらの症状が月経が始まるとともに軽減する場合、PMSの可能性が高いです。

PMSの原因

PMSの正確な原因はまだ完全には解明されていませんが、以下の要因が関係していると考えられています:

1.ホルモンバランスの変化

月経周期に伴うエストロゲンやプロゲステロンの増減が、心身に影響を及ぼします。

2.神経伝達物質の影響

セロトニンの変動が気分や感情のコントロールに影響し、精神的な症状を引き起こすとされています。

3.生活習慣やストレス

不規則な生活やストレスがPMSを悪化させることがあります。

4.栄養不足

ビタミンB6やカルシウム、マグネシウム不足が症状を悪化させる可能性があります。

月経前症候群(PMS)は多くの女性が経験する症状ですが、適切な対処法を知ることで、症状を軽減し、生活の質を向上させることが可能です。日常生活の改善だけでなく、医療的なサポートを受けることで症状をコントロールできる場合もあります。

当院では、PMSにお悩みの方に対して丁寧な診察と治療を行っています。お気軽にご相談ください。あなたの症状に合わせた最適なアプローチをご提案します。

同じカテゴリーのページ