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日本産科婦人科学会産婦人科専門医・指導医、日本女性医学学会認定女性ヘルスケア専門医、日本女性骨盤底医学会専門医、母体保護法指定医、日本がん治療認定医機構 がん治療認定医、日本女性心身医学会認定更年期指導士、IFCPC認定コルポスコピストtrainer認定資格などの資格を持ち、医師として約20年医療現場に立つ。

2027年春ごろに兵庫県にてクリニック開業予定。

月経不順について

月経は、女性の健康状態を反映する大切な指標のひとつです。しかし、月経周期が不規則になる「月経不順」に悩む方は少なくありません。月経不順は単に周期の乱れだけでなく、体調不良や病気のサインであることもあります。本コラムでは、月経不順の原因や考えられる疾患、受診のタイミングについて詳しく解説します。

月経不順とは?

月経不順は、以下のような状態を指します。

  • 月経周期が不規則(通常の周期は25~38日)
  • 月経の間隔が長すぎる(稀発月経:周期が39日以上)
  • 月経の間隔が短すぎる(頻発月経:周期が24日以内)
  • 月経の量が極端に少ない、多い
  • 月経が3か月以上来ない(無月経)

これらの症状がある場合、放置せずに原因を調べることが大切です。

月経不順の原因

月経不順の原因は多岐にわたります。主な要因として以下が挙げられます。

ホルモンバランスの乱れ

  • ストレスや過労、睡眠不足
  • 急激な体重の変化(ダイエットや肥満)
  • 思春期や更年期に見られるホルモンの変化

ライフスタイルの影響

  • 不規則な生活や夜勤
  • 栄養不足や過度な運動

内分泌疾患

  • 甲状腺機能異常                                                                                  
  • 高プロラクチン血症

婦人科疾患

  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
  • 子宮筋腫や子宮内膜ポリープ、子宮内膜症

その他の要因

  • ピルの服用や中断
  • 精神的なストレスや環境の変化

月経不順を放置するとどうなる?

月経不順を放置すると、以下のリスクが高まります。

  • 不妊症
  • 貧血
  • 慢性的な疲労や体調不良
  • 病気の進行(PCOSや甲状腺疾患など)

早めに専門医に相談することで、これらのリスクを回避することができます。

受診のタイミング

次のような場合は、早めに婦人科を受診しましょう。

  • 月経が3か月以上来ない
  • 月経周期が極端に短い・長い
  • 月経の量が異常に多い・少ない
  • 強い月経痛がある
  • 妊娠を希望しているのに排卵が不規則

月経不順が心配な方はご相談ください

月経不順は、生活習慣の見直しで改善する場合もあれば、病気のサインであることもあります。症状が続く場合や不安を感じたときは、早めに専門医を受診してください。適切な治療を受けることで、健康的な生活を取り戻す第一歩となります。

月経に関するお悩みはご相談ください。

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